12月14日 結成10年集会八木駅前にご参加を
ハッキョ支援ネットワーク・なら結成10年 八木駅前ランタン集会への参加を
「ハッキョ支援ネットワーク・なら」は、2011年12月14日、近鉄大和八木駅前での高校授業料無償化除外反対の決起集会を機に産声を上げました。高校無償化から朝鮮学校だけが排除されるという暴挙への抗議行動でした。それから早10年、地道な活動を続けて現在、思いを同じくする会員は100名を超えています。
10年間の主な活動は、朝鮮学校の高校無償化を実現することを目的とした学習会の開催、映画や演劇の上演活動、署名活動、駅頭情宣活動などです。特に印象深い記憶は、2013年3月24日、大阪の扇町公園で朝鮮学校への「高校無償化」適用、自治体補助金の再開・復活を求める集会「朝鮮学校ええじゃないか! 春のモアパレード」に参画したことです。集会の企画段階から何度も話し合いに参加して、当日も代表の浅川肇さんが意気上がる参加者の前でアピールをしました。近畿各地から約2500人が結集。308の団体と個人が賛同しました。
また、生活に直結した活動では、奈良から大阪の朝鮮学校に通う子どもたちやその保護者に対して、2カ月に1回のキムチ販売による収益をカンパする支援活動を続けています。2020年までに延べ181名に対して支援されています。こうした活動が2014年の奈良朝鮮幼稚班の再開にも大きな力となりました。幼児期から民族の文化や在日朝鮮人としての誇りを培っていくため日々奮闘が続けられています。
しかし、今年7月、高校の授業料を無償にする国の制度の対象から朝鮮学校が外されたのは違法だと訴えた裁判のすべてが敗訴する事態となり、また、保育の無償化からの除外、さらにはコロナ禍における困窮学生への支援についても朝鮮大学生は除外されるなど、露骨な差別と排外によって朝鮮学校に通う子どもたちや保護者を取り巻く状況は過酷なままです。そして一方では、ヘイトスピーチの標的となるなど、身の安全すら脅かされているのです。
結成から10年を迎えた「ハッキョ支援ネットワーク・なら」は、あらためてこれらの問題を直視し、すべての子どもたちに、学ぶ権利が等しく保障されるよう、多くの市民のみなさんと共に運動を展開したいと決意しています。ぜひ多くのなかまのみなさんの参加をお願いします。
日時 2021年12月14日(火)午後6:30~
場所 近鉄大和八木駅前広場
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